劇場公開日 2009年9月19日

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「一粒で色んなB級味のアクションが楽しめる」ドゥームズデイ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5一粒で色んなB級味のアクションが楽しめる

2018年6月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

かつて蔓延した“死のウィルス”が再び蔓延し始めた近未来のイギリス。
分け隔たれた壁の外の世界にある治療薬を手に入れるべく、女戦士をリーダーとする精鋭部隊が送り込まれる…。

ウィルス、荒廃した近未来、壁の内と外の世界、タフなヒロイン…。
何処かで見た題材・設定がズラリ。
言うまでもなくB級だが、それなりには面白い。

冒頭で世界観はご丁寧に説明。
ミッションまでテンポ良く進む。
壁の外の世界へ行ってからは、ド派手な見せ場の連続。
面白いのは、一粒で色んな味のアクションが楽しめる。

まず真っ先に思い浮かぶのは、『バイオハザード』。ゾンビみたいなウィルス感染者なんかはまさにそう。
荒廃した街中で襲い掛かってきたのは、『マッドマックス』みたいな格好のクレイジーな悪役たち。
まるで、『マッドマックス』の世界に『バイオハザード』のアリスがやって来た!
彼らの巣窟から逃げ出し、辿り着いた山頂で出会ったのは、中世時代のような奴ら。勿論、決闘アリ。
そしてクライマックスは、再び『マッドマックス』。オマージュたっぷりのド派手なカー・アクション!
その合間合間に銃撃戦や肉弾戦もあり、こういうB級アクション好きなら存分にツボを抑えている。

監督の趣向なのか、グロいシーンも惜しみなく。
“ミディアム・レア”は『食人族』も真っ青!

この手の作品にありがちな陰謀色は薄く、終始ヒロイン無双。
タフでカッコいいローナ・ミトラに目が釘付け。
まるでケイト・ベッキンセールを男前にしたようなハンサム・ヒロイン。
それもその筈。『アンダーワールド ビギンズ』の人だった。どうりで!

近大