庭から昇ったロケット雲のレビュー・感想・評価
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こういうオヤジ、いいじゃない
単純に宇宙とかロケットって聞いただけで胸が一杯になってしまうのです。
そんな夢とか宇宙への憧れとかを盛りだくさんに抱いたまま大人になってるオヤジ。
それを応援する家族が正直ありえないくらいいい人たちです。
ほほえましい。
打ち上げのときなんぞは、わたくしこっそり拍手しました。
宇宙ってなんでこうも魔力があるんだろう!
主演のビリーボブソーントン(でいいのかな?)はすごいですね。
彼が出てる、違う映画を何本か観ていたのですが
今回の映画では一瞬同一人物とわからなかった。
顔つきからして違う。
たいした俳優さんだと思います。
ドリーマー号の快挙
自家製ロケットで宇宙飛行を夢見る父親と支える家族のハートフル・ファミリー映画。
打ち上げるだけならまだしも有人飛行となると一個人では不可能なことは自明なのでその違和感をどう和らげるかが腕の見せ所でしょう。
製作・脚本・監督のポーリッシュ兄弟は主人公をずぶの素人ではなく元NASAのパイロット候補とし、夢まっしぐらでなく家庭崩壊の危機や失敗を入れて多少はリアルっぽく見せたかったのでしょう、ドラマツルギーとしてはセオリーですがディズニーなら世間の常識など気にせず思い切りファンタジーに寄せたでしょう。
夢追い人という点では「フィールド・オブ・ドリームス」に似たような香りもしますが主人公がケビン・コスナーほどオーラはないしキレやすいキャラなので興を削ぐところは残念ですが、元同僚でブルース・ウィルス登場には驚きました。主役のビリー・ボブ・ソーントンは「アルマゲドン」でブルース・ウィルスのチームを守るNASAのディレクターを演じていたのでノンクレジットでの友情出演なのでしょう。チョイ役でしたが効果絶大、主人公に信憑性が増しました。
J.K.シモンズさんも相変わらずの憎まれ役、口先だけは酷いですが本音が読めないところが絶妙でした。ファミリーは言うに及ばず端役まで上手なキャスティング、娘たちはポーリッシュ兄弟の実の娘ですしFBIの一人は兄のマーク・ポリッシュでした。
頭の固さが災いして没入という程ではありませんが映画ならではの楽しい夢物語でした。
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