1978年、冬。のレビュー・感想・評価
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納得できないエンディング
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一昔前の恋愛映画だなと、ある種のノスタルジーに浸りながら見ていたら、後半、想定外の展開に、しかも嫌な展開になってしまった。二人へのいじめ、さらには弟までがいじめの対象になってしまうとは。
それでも二人がハッピーエンドになったならまだ良かったが、主人公の突然の死によって強制的に物語を終わらせるのは一番安直な方法であり、私にとっては一番嫌いな結末である。チャン・イーモウ監督の「サンザシの樹の下で」にちょっと似ている。あの映画でも最後に主人公の恋人がなくなってしまう。あまりにも切なくて涙を誘うが、こちらはそのような感情には至らなかった。
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静かにすぎる鬱屈した日常
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文革が終わっても。
退屈な日々
貧しい日々
広い世界に踏み出すことができるのは想像力を持ち、服従はしない心を持つこと
ラジオがなり、世界が少し開いたが
層をなすいじめ 自由がなくてなんとも東アジア的
孤独な男女のささやかな交わり
兄と弟の葛藤と共闘
わずかな音とわずかな光で心を伝え合う
いつかこの列車でここを出て行くと心に誓う
でも乗れた列車はなんと出征列車
文革を生き延びた静かな父親、子どもたちに過剰な期待寄せる母親
兄の遺志を自ら継ぐだろう弟、、
激烈な国に振り回れ、その大国にちっぽけな存在として静かに小さくしかし強く生きる人たちの映画だった
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