「二人羽織」すみれ人形 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
二人羽織
寄席は冥土座、先輩に誘われて行ったストリップ小屋が少女地獄。妹すみれを捜し続けていた文月が淫靡な世界へと足を踏み入れる。右手の無い受付嬢がすみれだと信じ込んで再び舞台に立つことになった。文月が右手の役割をして・・・
どことなく江戸川乱歩の世界が感じられ、奇術師やストリップ嬢もアングラ的な昭和感。医者をやっている蛍介も義肢の代わりに接ぎ木するという変態ぶり。せめて衣装だけでも綺麗にしてくれれば美しかったのに、やはり学生が制作した作品だけに評価が落ちる。エロスと暴力、そして変態ぶりは面白いが、やはり盛り上がりに欠けるかな。
綾野剛が出演していたのには驚いた。彼はこんな役がよく似合う・・・
コメントする