「映画的には「ミューズが必要」」ラフマニノフ ある愛の調べ jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
映画的には「ミューズが必要」
人間関係は その人物に影響を及ぼすので、芸術家の場合 異性関係を念入りに詮索される
男性だと 相手はミューズ扱い(笑)
ラフマニノフの場合、ライラックの花束を匿名で送り続ける熱狂的ファンがいたりして、女性ファンの数は多かったが、その女性関係は極めて普通
登場した3人の女性のうち、1人は嫁
アンナは愛人説ありだが、革命家マリアンナ(モデルはマリエッタ・シャギニャン)はかなりの創作が…
ラフマニノフは文学、絵画等からもインスピレーションを受けていることは描かれていない
また彼は長身(2m近い)で巨大な手が有名なピアニストでもあり、彼に寄り添うスタンウェイの男により大柄な俳優を起用するのは、どうなのか?
最後は家族愛でまとめられてるが、凡庸
クラシックファン、ラフマニノフファンでもないのに これだけの齟齬が目につく
ラフマニノフの名を冠した映画でもあるので やりすぎには悪意も感じる
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