「難解だけど、これも愛」ブレス kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)
難解だけど、これも愛
もともと愛には普遍性もあるけれど、100組の男女がいれば100通りの愛の形があると認識する方が、理にかなっていると思っているので、今作の男女の愛の形もかなり奇抜なのですが、否定はできない。そう、誰にも分かってもらえなくても良い、双方の思いだけが繋がれば。キム・ギドク監督作品の鑑賞は4作目になるせいか、もうさして驚きはなかった。ただ一つ、思うことは主人公の女性の内から迸った瞬発的エネルギーの大きさにある種、敬意をはらいたくなってしまったこと。ブレス(息)に込めた監督の言いたかったことは、次回鑑賞してまたじっくり考えることとします。
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