劇場公開日 2008年7月19日

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ジャージの二人のレビュー・感想・評価

全23件中、21~23件目を表示

5.0ナイスキャスト!

2008年8月18日

笑える

お話しはある夏の日のコト、仕事を辞めた息子・32歳は、元グラビアカメラマンの父親・54歳に誘われて、山里の別荘にやってきました。お互い日常生活に問題を抱えていて、ちょっと現実逃避のつもりの二人は、亡き祖母が集めていた古着のジャージを着て、のんびりと過ごそうと腹を決めたのです。とは言ってみても、息子は携帯電話の電波が気になったり、父親はファミコンで遊んだり…。いい歳をした大人二人は、まるで無邪気な子供の頃に戻ったかのように、何もしない夏休みが始まるのです。

さて、この映画なんですが、何かの答えを導くというわけでもなく、複雑な人間関係についても、まったく説明のない不思議な映画なのです。
細かく揺れる心理描写と、意表を突いた笑い。
そこからすべてを察するしかないのです。
では、心地よいスローライフを描くこの映画の魅力はどこに?
それは、親子の会話の絶妙な間合いにあったのです。これはどうやら人知れず努力した父親(鮎川誠)と、それを支える息子(堺雅人)の気遣いという、絶妙のコンビネーションに隠されていたのです。

芥川賞、大江賞作家の長嶋有の原作を、『アヒルと鴨のコインロッカー』『チーム・バチスタの栄光』で波に乗る俊英・中村義洋監督の手により映画化した本作。主演は2008年助演男優賞を受賞した時の人「堺 雅人」さんです。
いつも微笑んでいるような顔つきが特徴で「喜怒哀楽を全て笑顔で表現する」ことのできる男とも言われた中堅俳優。
また、父親役の「鮎川 誠」さんと言えば、今年結成30周年を迎える「シーナ&ザ・ロケッツ」のリーダーとして日本のロックシーンにおいて重要なミュージシャンであることは言うまでもないでしょう。でも、「役者で!」となると、まったくイメージが湧かない人が多いと思います。しかも、その映画というのがロックには無縁の、風変わりで曖昧な日常を描いたものであるとすれば、なおさらではないのでしょうか。
この異色のコンビが、色鮮やかな“ジャージ”を着こなしている!ありえない光景に思わずクスリと笑ってしまうのです。
森の中を流れる、ゆったりとした空気…。そんなスローライフのユルさを十分に楽しめるのが本作の魅力なのですね。
「いい歳をした大人が!」という言葉をグッとこらえていても、最後にはこの親子二人がなんだか愛おしく思えてくるから不思議なのです。

最後になりましたが、7月より全国順次ロードショーのため、季節は冬になってしまいました。でも、まだまだ『ジャージの二人』の夏休みは続きます。
上映館が少々遠くにありましてもチャンスは今だけです!
是非ご覧になってくださいね。

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yoshimi964

1.5ゆる〜い夏

2008年7月17日

単純

幸せ

堺さんと鮎川さんのやりとりに癒されます。
とてもほのぼのとした映画です。

そういうゆる〜い映画が好きな人にはたまらない映画でしょう。

ただやはりすこし退屈感はあります。
わたしにとっては「ふーん」という感じで終わってしまいました。

ただ間の使い方が絶妙で、とてもこの映画にとって、大事なポイントになっています。

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msn

3.0堺雅人のジャージ姿はレアですね!

2008年7月6日

笑える

堺雅人がジャージを着ている事が面白い
しかも今風のジャージではなく・・・ダサいジャージです
チラシ・ポスターを見ただけで笑える映画です

内容はもの凄くゆる~い映画ですね
好みが別れるんじゃないかな、私は有りでしたけど
果たして劇場でみる価値があるかというと微妙・・・

でもあの堺雅人がジャージと言うことがレアですね
とくにクライマーズ・ハイを見たあとにあれを見ると
ギャップが激しい、でも堺雅人の演技派魅力的ですね

共感者の鮎川誠は全く知りませんでしたが、味がある
話し方が独特で全てに無関心のような感じもどこか核心を
突いていて暖かい
なぜかダサイジャージをみんなに着せようとこだわっている

初めて映画のチラシを見たときは堺雅人とコブクロの人?
いや原田芳雄? と思った・・・

試写会後には中村義洋監督とのティーチインがありました
監督とは前作チームバチスタの栄光でのティーチインで顔を
拝見していましたが、相変わらず凄い監督だ
緻密に作り込んだ映画を作り、こんなゆるゆるな映画も作る
なんて素晴らしい才能の持ち主です

堺雅人ファンは必見の映画です!

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なおたん
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