「合唱部は可愛い子をたくさん揃えていた」うた魂♪ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
合唱部は可愛い子をたくさん揃えていた
総合65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
笑いを狙っての馬鹿馬鹿しい小話やくだらない演出が続いて、前半の印象は決して良くはなかった。物語も安直で非現実的で、これははずれだったかなと思って気力が萎えた。だが「産卵中の鮭の顔の呪縛」から解放されて吹っ切れたあたりからは成長しまっすぐに取り組む姿に共感が持てたし、それが合唱部全員で努力し歌う姿は純粋さや清々しさがあって盛り返した。主人公の夏帆は「下妻物語」の深田恭子が「スウィングガールズ」での上野樹里や「書道ガールズ」の成海璃子として出演したような、ちょっと不思議ちゃん的役柄。自分が大好きで無意識のまま一人の世界に生きていた彼女が、みんなと溶け込んで一緒になる姿に、最初よりはずっと好感が持てた。
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