カンフーくんのレビュー・感想・評価
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カンフーさん
カンフーの免許皆伝を目指す少年と日本の支配をたくらむ組織の戦いという設定が荒唐無稽でいい。泉ピン子経営の中華料理屋の名前はニュー幸楽。矢口真里が小学6年生役なのが最大のツッコミどころなのだが振り切れていないのが残念!
ピン子に女優魂をみた!!渡る世間のさつきはいずこに…
もうねぇ~
本当にねぇ~
どうして角川映画ってこんな映画つくちゃったの!?
の疑問符とビックリマークの連続よ。
私(わたくし)、コチラの映画、東京国際映画祭で拝見させていただきましたけれども…
感想を言えるほどの映画ではなくてよ
もうねぇ~、渡る世間の幸楽のさつき風味かと思えば、いきなりカンフーやっちゃうし。
ラストのカンフー対決には、なんていうの、ある意味ピン子の女優魂を感じたけど。
とにかく、この割烹着を着て、カンフーするピン子はよく頑張った!!
そう褒めてあげたい。
そして、もう映画はいいから、幸楽に戻って、耐えてくださいって感じでしたわ!!
DVD発売まで待ちましょう!!
仮面ライダーシリーズ以下のお子様向け作品
はっきりいってこの作品は日曜の朝やっているテレビのレンジャーものか、かつてのウルトラマンみたいなお子様向けの仕上がりになってます。最近のシリアスになってきた仮面ライダーシリーズの方が、余程面白いかも。
何せ、ショッカーみたいな怪しい秘密結社は出てくるは、「変身」シーンはあるは、怪獣は出てくるは、お子様向け映画の王道を行っています。
つっこみどころも満載!カンフーくんが日本に向かうのは、なんとファンタスティック・フォー見たいに火の玉になって飛んでいくのです。
日本の支配を狙う黒文部省は、なぜかカンフーくんの居候先のレイコが通う学校ばかりに異常な執着をみせます。それで作品で支配する学校はこの一校のみ。とても大きな陰謀を抱いているように見られません。
レイコのクラスメートには元モー娘の矢口さんが、25歳にもなるのに小学6年生に化けて(バレバレ)いたりで、とても大人鑑賞に耐えるの映画の感覚ではありません。
それでも主役のカンフーくんのかわいさは、堪りません。出演者の女優陣も本気でスリスリしてましたよ。しかもカンフーの型はビシッと決まります。
可笑しかったのは、泉ピン子演じる泉ちゃんのカンフーシーン。もうご老体なのに、激しいシーンをこちらも型はビシッと決めて、敵役と戦っていました。チャイニーズドレスに中華鍋を背負って戦う姿は、どことなく亀仙人を彷彿させましたね。
実はこのシーンで、泉ピン子は撮影の合間に点滴を打ちつつ、身体を張って撮影に挑んだそうです。かなり頑張ったんですね。
中華のお店で、麺や出来上がった料理を手際よく飛ばすところも決まってましたよ。
そういう出演陣とキャラの面白さがあるのに、脚本が幼稚すぎました。もったいないですねぇ。
まぁ稚拙だけど随所に笑えるシーンもありました。実はカンフーくんはこどもビールでも酔ってしまうのです。すると彼はなんと酔拳を披露してしまいます。また酒を飲んだこともないはずのチャン・チュワンは、見事に酔拳を表現して笑えましたよ。
あと桜塚やっくんがまんま出ていて、カンフーくんと対決しますが、「彼女」のキャラ全開で見事な負けっぷりでありました。
ところで黒文部省の表の顔は、ゲームメーカー。レイコが通う学校を支配したとき、真っ先にやったことは、教科書を取り上げてゲームを配り、子供たちをゲーム付けにしてしまいます。他にもはやりの音楽やらビートのきいたダンスやら、とにかく子供たちから知恵を奪おうとします。これってこれまでの文部省のゆとり教育の方針に似ていて、結構的を得ている皮肉だなぁと思いましたね。
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