「そうなんだぁ~そうなのかぁ~」ONE PIECE ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜 seisinseiさんの映画レビュー(感想・評価)
そうなんだぁ~そうなのかぁ~
未曾有の売り上げのアニメ・ワンピースです。
観て驚いたのは
10代の人たちがこんなに純な気持ちをしっかりと持っていること。
定番(古今東西のお話でいつも出てくるという意味で)
の人間の基本を問う台詞の数々は
このアニメで
感動した
泣いた
ためになった
というような感想を聞くにつけ
お前らどんだけ文学読んでねーんだよ
と思うと共に
どんな時代も世代も人は
同じ心の大地に生きているんだなぁ~と安心した。
(こんなに臭い筋書きとシナリオが大人気ということが返って
よかったぁ~そうなんだぁ~そうなのかぁ~と安堵を与えてくれた)
作品自体は
高橋留美子
宮崎駿(未来少年コナンなど)
鳥山明
この3人の影響を受けているのが濃厚で
オリジナリティーが無いと思えた。
影響というよりも
いわゆる
中国的な模倣品で
模倣の方がホンモノより人気出ちゃった
という感じだ。
内容は嫌味もなく、すんなりと受け入れられるものとなっている。
絵はうまいとはいえないので好き嫌いがはっきりするだろう。
キャラは新鮮味はまったくない。
いつかどこかで見たようなキャラばかりだ。
ストーリーは単純で
現代版、水戸黄門、サザエさん、ドラえもん
という感じで安心して見れる展開が約束されている。
文学を読んだことが無い人には
十分たのしめて、感動できる内容になっている。
ここまで
売り上げていて
異常とさえ言われる人気は
日本の国民性も寄与しているだろう。
東京スカイツリーは一度は見ておく
海外旅行に行くなら
世界遺産は見とく
という人は
是非、一度見ておいてほしいと思う。
時代はモノの飽和と多くの生活場面での
定型化で
人間っぽいものを求めていることの証拠なのだろう。
あいだみつお にんげんだもの
と同じ現象が全世代で進行しているようだ。
100年以上生き続けている
文学を読むことをお勧めして
レビューとする。