チーム・バチスタの栄光のレビュー・感想・評価
全8件を表示
面白いシリーズ
昔に映画館で見たがまた見た。
竹内結子演じる田口先生が人間味あって好きでまた見たくなる。また出てくる恒例のメンバーもよろしい。
吉川こうじって歌手なのに演技うまいよなあ。
ストーリーはなかなか最後の最後まで、犯人がわからない。頭のMRIをとったことから判明。
手術の専門的なこともわかりやすく解説してくれるので見やすい。
最後に竹内結子が落ち込むが、ぐち外来の患者が今日は私達が田口先生のぐちを聞くよと。ほろりとする温まる場面だった。
ドラマも忘れたから見て見ようかな。
しかし竹内結子はいい女優。
今居なくなったのが未だに信じられない。
海堂尊は凄い!
なにしろ原作は現役医師でもある海堂尊氏の“このミステリーがすごい!”大賞作品。緻密な心臓外科手術の描き方、特に専門分野の異なる医療のチームワークや生々しさなど、外科医じゃないとわからない現場の雰囲気が伝わってきました。ソフトボールの試合など、余計と思われる部分にも製薬会社の付き合い方、厚生労働省の役人に対する媚びへつらい方など、見事に描いてありました。
27連勝中だったバチスタ手術の医療チーム。桐生医師(吉川晃司)がアメリカから呼び戻され助教授となり、義理の弟鳴海医師(池内博之)が外科医から病理医に転身しながらもよきサポーターとなっていた。失敗が続いたため調査を依頼された田口医師(竹内結子)が調査中、医療事故ではなく殺人なのではないか?と示唆される。
さすがにキレ者の厚生労働省役人の白鳥(阿部寛)が登場すると、静かに展開する医療ミステリーもコメディタッチとなってしまい、興ざめしながらもお調子者に負けるな!と、結子ちゃんを応援してしまう。厚生労働省はとにかく問題が多い。診療報酬改定のため医者不足にもなり、やれ医療ミスだのと患者側からも叩かれる医療業界は板挟み状態だ。しかし、ドラマは白鳥の痛快な推理によって・・・
途中、な~んだ、そういうことか・・・という展開に、ブラック・ジャックなら平泉成がこっそり手術室に入っていたように、見守ってるはずだぞ!などと、どうしても手塚治虫をイメージしてしまうのです。しかし、ここでは終わらない。どんでん返しも心地よく決めてくれた。そして、白鳥の嫌味な一言にカチンとくれば、現場が中心であるべきはずの医療がお役所によって管理されている現実に納得できるはず。
気になるのは山口良一がワンマンバンドで演奏していた「レモンティ」という曲。シーナ&ロケッツの曲としても有名ではありますが、元はヤードバーズやエアロスミスの「Train Kept A Rollin'(邦題:ブギウギ列車夜行便)」として知る人ぞ知るロックの名曲だ。エンドクレジットでしっかりと作曲:鮎川誠となっていたのには驚いた・・・
【2008年2月映画館にて】
ずっと気になっていたバチスタシリーズ1
阿部寛と竹内結子
シリーズものとしては掴みはバッチリですね。
ドラマ見てなかった私としてはバチスタが何なのかよく分かってなかったため素晴らしく分かりやすかった。
ただ、竹内結子が野球っていうのは…うーん。
あとはココリコ田中が少々痛かったかな…
玉山さんは映画とドラマ両方に出てる?
野際陽子さんは素晴らしかったですね。
ずっと大好きな女優さんです。
医療もの見るのは久しぶりだったので私としては良かったです(^_^)
医療ミステリーに挑むは、ユニークコンビ!
海堂尊のベストセラー小説の映画化第1弾。
心臓手術の名チームに連続してミスが相次ぎ、死者も。
事故か、故意か。
竹内結子演じる心療内科の田口と阿部寛演じる厚生労働省の白鳥が調査する。
医療ミステリーという非常にそそられるジャンル!
…なんだけど、もっと硬派な内容かと思っていたら、良いか悪いか意外とコミカル仕立て。
アクション・コメディ調になったロバート・ダウニーJrの「シャーロック・ホームズ」みたいな感じ。
それはそれで楽しめるが、ミステリーとしてはちと弱い。
真犯人やその動機も唐突な印象を受けた。
でもそれを補ってくれたのが、竹内と阿部のコンビ。
のほほんとしているが意外と推理が光る竹内と、相変わらずの強烈キャラクターの阿部がユニーク。
原作では竹内の役は男性なので、賛否の声もあったそうだが、何分原作は読んでいないのですんなり見れた。
犯人は誰だ?と共に映画の比重を占めるのが、吉川晃司演じる名医の“秘密”。
名医としての立場故、その秘密を隠し、苦悩する。
が、最後は秘密を告白し、身を引く。
それは紛れもなく、現在の医療現場の姿と対するメッセージだ、と感じた。
映画も良いがドラマの方が深い・・・・。
ストーリーや謎解きはほとんどドラマが踏襲していますがドラマの方が時間が長い分人物の深掘りができていて面白かった。続編できるのもわかる気がしますが、阿部、竹内コンビよりドラマの組合せの方が面白かった。映画の阿部ちゃんも憎まれ役でGOODだが竹内結子が少し美人過ぎるので違和感あり。でもやっぱりストーリーがいいので分かっていても最期までみれました。医療サスペンスのはやりを作った作品ですし、関連作品では傑作だと思います。
うどんをおかずに、蕎麦を食べているんです
映画「チーム・バチスタの栄光」(中村義洋監督)から。
ストーリーと全然関係ないけれど・・
あとから思い出すには、この台詞のメモとなった。
主演の阿部寛さんが、うどんと蕎麦を同時に食べているシーン。
同じく主演の竹内結子さんが、呆れたように話しかける。
「うどんと蕎麦、一緒に食べて美味しいですか?」
その問いに、当然のように答えた彼の台詞が
「うどんをおかずに、蕎麦を食べているんです」。
言葉というよりも、その発想が面白くてメモをした。
濃い焼酎を好む人には「焼酎の水割り」ではなく
「水の焼酎割り」みたいなもの。
もしかしたら「焼酎は、何で割りますか?」と訊かれて、
「焼酎で割って」と答える「焼酎の焼酎割り」。(笑)
レストランで「ピラフ」を頼んで「ライスもつけて」と
いうギャグと同じようなものか。
う〜ん今度、うどんをおかずに、蕎麦を食べてみようかな。
結婚できたイヤミな男☆
原作が面白い…!という評判は聞いていたんだけど、
(海堂尊『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品)
いやはや映画も面白い!!(^◇^)よく出来てました。
医療ミステリーでありながら、何気に人情ドラマ風味。
でもどちらかというとエンターテインメント仕上げ?か。
やたら登場する阿部ちゃん演じる厚生労働省の役人が
「結婚できない男」の桑野を上回るほど嫌みな男で(爆)
もう彼にはこういう役しか来ないんじゃないか?という
ファンとしてはやや嬉しい?不安をあおってくれます^^;
あと原作では竹内結子の役は男性医師だったんですね。
バチスタ手術…って最近よく耳にするけど、
実際の手術シーンは見たことがありません(当り前か^^;)
なのでちょっと怖かったけど、素人向けに?田口医師と
一緒に学べるような構成なのが嬉しい。実際にその病で
苦しんでいる人もたくさんいるわけなので、そのあたりの
桐生(吉川)の並々ならぬ意欲がちゃんとこちらに伝わる。
現役医師が書いた原作…ならではの医師としての野望・
苦悩・こだわり・プライドが上手にミックスされている。
もし自分や家族がこの病になったなら、私も桐生医師の
ような先生にお願いしたいと思うし(問題はありましたが)
彼のライバル医師たちも皆、優秀な人達でした(一応…)
まぁ、犯人探しがありますので^^;詳しくは書けませんが。
謎解きがメインの(ややコメディ)話ではありますが、
ぼーっとしている田口(竹内)と、正反対の白鳥(阿部)の
やりとりがストレートすぎて、ある瞬間笑いも凍りつき、
こんな男にうろつかれたら絶対に嫌だと心から思いつつ、
それでもちゃんと決定打をついてくる頭脳明晰なところ^^;
とにかくテンポがいいので、最後まで(ドンデン返しあり)
まったく飽きませんでした。
いや~患者さん役には申し訳ないですが、面白かった!
でも、観終えてから、ふと考えさせられました。
どんな才能も疲労が溜まれば気がふれるというか(汗)
人間にはやっぱり、安息日が必要であるということを。
そして田口医師がそうであるように、くだらない愚痴や
不満を聞いてあげる人間が、やはり必要であることも。
こうあるべき!という立場に置かれた人間が犯す犯罪は、
通常の精神状態ではあり得ない事件ばかりですから。。
私なら、まず映画を観てストレス解消♪なんだけど^^;
(医療の現場を分かりやすく再現、怖くも親近感アリ。^m^)
みんなで楽しんで下さい
2006年第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の同名ベストセラーの映画化です。
小説は随分前に読んだので、かなり内容を忘れていました。
成功率60%と言われる心臓手術「バチスタ手術」を26回連続で成功させていた“チーム・バチスタ”に、3度続けて術中死が発生する。
チームのリーダーである桐生恭一(吉川晃司)は、原因究明の為に内部調査を依頼する。
ひょんな事から診療内科医の田口公子(竹内結子)が、内部調査を任される事になる。
しかし外科手術などまったく判らない彼女は、ひとりづつ聞き取り調査を開始する。
第一助手の垣谷(佐野史郎)は、「看護士が代わったせいだ」と語る真面目な努力家
第二助手の酒井(玉山鉄二)は、「手術が失敗して一番よろこんでいるのは垣谷だ」と愛する看護士大友(井川遥)を庇う自信家
臨床工学技師の羽場(田口浩正)は、一見温和だが電話で妻に対して高圧的な態度に変貌する二面性のある男
麻酔医の氷室(田中直樹)は、いくつもの手術を抱えて、昼食もアイスキャンディだけという生活に疲れて、かなりのストレスを抱えている。
看護士大友(井川遥)は「新しく入った自分が悪い」と号泣する
そして病理医で桐生の義理の弟である鳴海は、犯人説を唱える。
一通りの調査を行った田口は、特別な問題無しとして調査を終了しようとするが、、、
しかし、そこに現れたのが厚生労働省の白鳥圭輔(阿部寛)が、「これは殺人事件だ!犯人はチーム・バチスタの7人の中にいる」と断言する。
再調査を開始する田口と白鳥コンビは、果たして真実を暴く事が出来るのだろうか、、、
田口と白鳥コンビのやりとりが、とても楽しいです。
医療ドラマでありながらも難しくないので、誰もが楽しめる作りになっています。
ミステリーなのでこれ以上は書けませんが、チェックしておくと楽しいのは、桐生と田口の握手シーン(計3回あります)と手術中のみんなの視線、そして何故子供の手術は成功するのかという点に注意しておくと楽しいかと思います(^o^)
中村監督は、「アヒルと鴨のコインロッカー」でも良質なミステリー作品を提供してくれましたが、今作も素晴しい演出で、楽しませてくれました。
今後、この監督の作品は、見逃せないと思います。
全8件を表示