劇場公開日 2008年9月13日

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「セオドアに添い寝したい。」アルビン 歌うシマリス3兄弟 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0セオドアに添い寝したい。

2008年10月4日

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最近、子供のための子供映画が少なくなった。
妙に奇をてらって、大人を取り込もうとする映画が多い。
昔流行ったシリーズならナンでもいいの?的な映画とか。
今作について50年も遡る原作をまったく知らなかった上、
彼らの歌自体も聴いたことがなかった。この…3兄弟のね^^;
ヘリウムガスを吸い込んだ?ような声を出すシマリス達は、
そのリズム感、さらにしっかりとハモるところが見事だ(爆)

単なる子供映画(もっとも年少さんの観るような)作品だと
タカをくくって観に行ったものの、場内は満席。
それも子供から大人まで実に多彩な顔ぶれと客層に魂げた。
えぇっ!?そんなに有名なシマリス達だったわけぇ…??

そうなのだ。かなり有名なリスだったのだ^^; あちらでは
クリスマスの定番ソングとして知らない人はいないそうだ。
日本でも「わんぱく3人組」としてTV放映されていたらしい。
当時のアニメ画像を見てみると…あぁ~見たことあるような?
そして今作はCGなので、かなり可愛く仕上がってもいる^m^

いや~しかし、ホントに子供向けの王道をいっている!
トロピカルな家並みや会社内もすべてセットだと分かる(爆)
そのバタくさい映像に胸がキュンキュンとうごめく♪
教育テレビで夕方やっているファミリードラマ、あの感じだ。
どうぞ見てやってください。と言わんばかりの潔さに加えて、
シマリス達の可愛いこと、可愛いこと!
「こいつ、こんなに食糧を貯め込んで冬眠するつもりだぜ?」
と、リス達に言われるヒトの好いデイブ(J・リー)はハマリ役。

アルビン・サイモン・セオドア(とにかく可愛い)3兄弟の
性格も様々で、イタズラも甘えも人間の子供と変わらない。。
ただ彼らには歌の才能があるため(爆)それを発揮して、
宿主デイブに恩返ししようと奮闘するところがなんとも健気♪

分かり切ったシチュエーションにキャラクター、
それがこんなに心地良かったのは、心が荒んでいたせい?^^;
ちなみに公式サイトを読むと誕生秘話にかなり笑える。
主人公デイブのモデルが原作者本人なのは承知だったけど、
アルビン・サイモン・セオドアの名は、彼にヒットを迫る
いまいましい重役たちの名をそのまま使ってるんだそうだ。
それがこんなに愛らしいキャラとして親しまれるなんて(爆)

人生も、リス生も、まだまだ分からない誤算でいっぱいだ。

(とにかく耳に残るフレーズ、洋楽ヒット満載なのが嬉しい☆)

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ハチコ