「ホラー映画の要素はすべて入っているが、笑いの要素が入ったせいか中途半端に」ジェニファーズ・ボディ 広谷賢次さんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー映画の要素はすべて入っているが、笑いの要素が入ったせいか中途半端に
クリックして本文を読む
「JUNO/ジュノ」でオスカーを受賞したディアブロ・コーディによるオリジナル脚本をミーガン・フォックス主演で映画化したホラー・コメディ。アメリカ中西部の田舎町を舞台に、悪魔に取り憑かれた学校一の美女ジェニファー(フォックス)と、彼女の秘密を知ってしまった親友のニーディ(アマンダ・セイフライド)の葛藤が描かれる。
旧態依然としたアメリカの高校、美しい女子高生、ダンスパーティ、そしてバンパイア……とホラー映画に必要な要素がすべて入った内容だが、コメディ色が強いせいか、どうも中途半端になってしまった。今回映画初主演となったミーガン・フォックスも、100分あまりの上映時間のなかではスターとしての求心力が持続せず、あまり魅力的に写らない。次世代のアンジェリーナ・ジョリーと言われているフォックスだが、作品選択に気をつけないと意外に早く消えてしまうかもしれない。
コメントする