「安っぽいSFアクションにしか見えないけど」レポゼッション・メン うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
安っぽいSFアクションにしか見えないけど
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この映画、ラストのオチがすべてですね。
そこに至るまでのおまけがちょっと重厚長大で、SF作品としてはすごく残念な出来。『チャッピー』『エリジウム』『アイランド』なんかを連想させる、近未来とスラムを同時進行で描いた作品。
でもたぶん、『ブレードランナー』『トータルリコール』あたりを目指して製作されたんじゃないかな。それには及ばないけど。
4回目の気絶までは自分でも覚えていて、ということは、なぜか勘定が合わないなぁ、「あ、そういうこと?」「じゃ、あの派手な立ち回りは何?」
なんていう疑問がふつふつとわきました。
オチの「仕掛け」が気に入った人は、きっと人に話したくなるし、それに気づいた自分を「すごい」って思える仕組みの映画で、内容自体は大したことない。『シックス・センス』と同じですね。
それからキャスティングのミスマッチもかなり気になりました。
フォレスト・ウィティカーにあんなマッチョな役をやらせるなんて。
リーヴ・シュレイバーにあんなヤン・エグをやらせるなんて。
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