「観て損はなし」レポゼッション・メン としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
観て損はなし
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ジュード・ロウ主演の近未来SF作品。
小説の実写化なのですが原作は未読。
臓器が機械化され誰でも長生きが出来る世界。だがその臓器は大半の人はローンで支払いをして一定の期間未払いが続くとレポゼッション・メン、取立て屋により無理矢理に臓器を回収されてしまう。あながちあり得ない未来感でないから、ゾッとするリアルな迫力が有ります。順調に回収屋を続けてきた主人公はレミーは取立てに失敗して自らが人工臓器を身に付ける羽目に。この失敗には長年親友である同僚の画策があった。レミーが妻から回収屋を辞めるように言われていることに対して反感を抱く同僚は取立てを続けざるを得ない環境を作り出したのだ。追う側から追われる側へ。レミーの組織に対する戦いが始まった。てなストーリーですが序盤からグロな場面が有るので血が嫌いな方やスプラッター大嫌いな方には受けないだろうなあ。演出は良かった、何となくブレードランナーを思わせる世界観や発想自体が面白い。ただ、微妙に恋愛観が入り出す。家庭と新たに愛する女性との関係が曖昧でしたね。後半はアクション満載でステイサム並のナイフ格闘シーンは良かった。自ら、愛する人の生の為、組織の中枢に近づいていく。そして誰もが予期しないエンディング!見事です、そこに来るか!ってなオチでやられました。結構な大作でもあり楽しめる。ジュード・ロウの意外な良作の一つと言えるでしょう。
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