「ネッシーに乗った少年」ウォーター・ホース odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ネッシーに乗った少年
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児童文学作家ディック・キング=スミスが1990年に出した原作を映画化、ネッシーを育てた少年のお話。ネッシーの存在は否定的だが、そんな真贋論争などどうでもよいと言わんばかりにお伽噺に仕立てている。子ライオンのクリスチャンを育て野生に返して再会したら飼い主を覚えていたという感動実話や昔観た楽園映画「チコと鮫」も育てた子鮫と再会のお話だった。首長竜とは突飛だがいかにも子供がはまりそう、子ネッシーのクルーソーはお茶目で可愛い、主人公をハラハラさせる敵役に母親と砲兵隊、母親は動物を隠しているらしいことは気づいていて使用人に処分を命ずる、父親がすでに戦死と知っているなら父親っこの息子の淋しさを紛らわすのにペット位は認めてあげるのが人情と思うのだが。砲兵隊にしてもドイツのUボートがスコットランドの片田舎に川を遡って入って来るのだろうか、無理やり感が拭えない。ネッシーはともかく周りの人間描写は表層的、雑に思える。
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