「クルーソーからネッシーへ。」ウォーター・ホース ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
クルーソーからネッシーへ。
ネス湖のネッシー…私は今でもいると信じています^^;
っていうか、そういう夢を捨てたくないと(爆)思ってて。
…実は○○だった…なんていう真実が明かされても、
すっかり観光名所となった湖を、ハイそうですか。って
忘れ去りたくない…それ過去にしがみついてるってこと?
ま、いいんですが。^^;
この作品は、もしもあの最初の有名写真(汗)の裏に、
隠された真実があったなら…という、これまたファンタジー。
孤独な男の子とウォーター・ホース(クルーソーという)
との触れあいを描いたお話です。
海辺で突然卵を拾うあたりから、なんか違う映画を観ている
気分になってしまった本作ですが^^;内容は実にシンプルで、
寓話とSFの狭間の現実。がいちばん痛い過去の歴史となり
子供ならず、大人の心をも蝕んでいたのを痛感できました。
主役のA・エテルは、そばかすが可愛い男の子で、
彼の「クル~ソ~!!」っていう高音が今も耳に残ります。
母親のE・ワトソン、謎の男B・チャップリンと、
名優がしっかり脇を占めているので、重厚感もありました。
ただもう少し、彼らの人物像を掘り下げて欲しかった気も…。
主役はクルーソーとアンガス少年。なんだけど、
彼らを助け、父のように関係するルイス(チャップリン)の
人物としての深みが出せてたら、もっと感動出来たかなー。
ちょっと勿体ない気もしますが、とりあえずネッシーの
まるでペットのような愛らしさ…^^;にビックリしつつ、
大きくなって、アラ!角が二本!?なんていうのにも驚き、
本当に海に出て行ったのか、、果たして湖に戻ったのか、、
その辺りミステリー調に残してくれた部分も良かったです。
やっぱり、夢は信じ続けることに意味がありますからね!
(ロビンソンじゃなくクルーソー。本が違ってたら何に?^^;)