ドア・イン・ザ・フロアのレビュー・感想・評価
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原作の世界観そのままに。
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テッドだけがマリアンの悲しみの深さを理解していたのに、何もしてやれなかったのは、彼も深く傷ついていたからなのだろうか?
息子に似たエディを受け入れるマリアンを静観していたのは、彼なりの思いやり、なぐさめだったのだろうか?
そしてマリアンも・・・
エディが求めるだけ応じたのは、息子への償いになると思ったから?
その夏、息子達の写真を持って彼女は家を出るが、彼らの思い出の中に生きることを決めたからなのだろうか?
子供を失った彼女を救うことは誰にも出来ないかもしれない。しかし、残された4歳の娘は母親も失った。その後の娘の人生にこれらの悲劇がどれほど大きく影響を及ぼしたか。マリアンに知る由があったのだろうか・・・
原作ではこの続きがあって、娘の人生が描かれているが、本の世界観を壊さず、見事に映像化されていた。キム・ベイシンガーの抑えた演技がマリアンそのもので、憂いのある瞳が全てを物語っていた。
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