「ハーフブリードの弱っちい部分がいいんだけど、手抜きのためか?」スピーシーズ3 禁断の種 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ハーフブリードの弱っちい部分がいいんだけど、手抜きのためか?
急激に成長するサラ。簡単に人間とは交配しようとしない。学部長がアボット宅を探ろうとしたときにサラは素っ裸であったが、老齢学部長のエロ親父が興奮してしまい殺される。また、冒頭で異星人イブの死体を運ぼうとしていたとき、一緒にいた混血種の少年が大人になりアボットの元を訪れるが、抵抗力がないため死んでしまう。なんだか弱々しいエイリアンばかりで、かわいそうに思えてくる。その弱くて病気の混血種の男が振られたうらみでサラをレイプしにかかるが、アボットが巻き込まれて殺される。
アボットの後を引き継いだ学生ディーンは混合種を退治しようとする男に協力する裏腹でサラを助けようとする心が働く。男の微妙な恋心って雰囲気だけど、ラストのラストで、DNAから人間のものを排除してサラのためにボーイフレンドを作ったなんてわけがわからん(笑)。とにかく種は残したのでいつでも続編が作れる終わり方。かなり静かな雰囲気だった。
アクション少な目で、ハーフブリードが弱っちいことやグロも少な目で怖さ半減。その中でもアメリアが異常なほどだったけど、彼女もまた免疫機能が弱く、傷口から膿が出ていて痛々しい。さぁ、世界は破滅に向かうのか・・・
4が見当たらないのでコチラに
【スピーシーズ4 新種覚醒】
主人公の名はトム・ホランダー
これはもうマッド・サイエンティストの世界。天塩にかけて育て上げたミランダがピンチ。考古学者トム・ホランダーがメキシコでフォーブスという共同研究者とともにエイリアンのDNA(宇宙のどこかから届いたらしい)と人間のDNAを掛け合わせて作り上げたハーフブリード。能力は分厚い本を手にしただけで全て記憶領域に宿り、知能が抜群に優れているのです。もちろんエイリアンの血が混じっていることは秘密。
ある時、ホルモン剤を打ち続けていたのに効果がなくなり倒れたミランダ。病院では治せないと判断したトムがメキシコへと連れていき、フォーブスを探すという展開だ。そんなフォーブスは性欲処理のためのハーフブリードを作ることに躍起になっていて、ミランダを見るなり「寿命だ」と答える。寿命を延ばすには普通の人間を一人犠牲にしなければならないのだが・・・
スピーシーズ・シリーズの外伝的存在の一作。MGMの名を冠してるがTVムービーだったのだろう(詳細は不明)。ミランダ対アズーラという対決だけが見どころなんだろうけど、どっちがどっちだかわからない(笑)。トムの可愛がりかたも異常だったし、フォーブスにしてもハーフブリードを作り出すことだけが快感のようで、二人の目的すらわからない。やっぱりマッド・サイエンティストの心はわからぬ・・・