サハラ 死の砂漠を脱出せよのレビュー・感想・評価
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幻の軍艦と疫病の謎
以前に観ていたのだがBSでやっていたので再鑑賞、トレジャーハンティングとアフリカの疫病を絡めたアドベンチャー映画。007や「手錠のままの脱獄」、「飛べフェニックス」、「怒りのアフガン」等々、ところどころ既視感はあるものの見せ場は盛りだくさん、お約束のロマンスもあり娯楽大作に仕上がっています。
疫病と疑う割には防護服どころかマスクも手袋もせず患者に触るなどあらためて見るといい加減さが時節柄気になった。WHOを名乗るのに本部との連携が描かれないのも不自然。
幻の軍艦と疫病の謎、どこかでつながるのかと思ったら場所が近いだけ、宝探しならもう少し緻密に計画を練るべきなのだが偶然に恵まれ過ぎ。
お宝は隠ぺい、取ってつけたような悪者の始末は因果応報と笑いを取りたいようだし、事件そのものがうやむやにされたようで釈然としない中、お約束のような浜辺のラブシーンでハッピーエンド、良くも悪くも脳天気さが売りなのでしょう。
暇潰し
暇潰しに観たけれど、別に観なくてもよかった感じ。
沈没船吊り上げ稼業の団体と国際保健機構の先生方が、アフリカで悪企みをしている人たち対決していく話。
奥地に向かう動機として、伝説の鉄甲船と保健機構職員としての使命感を絡めてます。
それが結果として巨悪との対決になる。
忙しくて退屈はしないのだけど、やたらと都合がよい物語と演出がしらける
総合65点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:80点|音楽:75点 )
なんとなく軽く滑稽な部分も交えながら進んでいく話の展開も早いし活劇もあるしで退屈はしない。しかし劇中で何があっても死にそうがない主人公たちを見ていると、物語が進むうちにだんだんと緊迫感がなくなってくる。彼らはどんな状況でも大丈夫なんだろうという安心感が漂うし、最後のほうの廃棄物処理場から砂漠での戦闘場面などはあまりにも都合がいいので半ば呆れつつ見ていた。150年前の大砲で飛行中の武装ヘリコプターを打ち落とそうとするなんて、この場面ではいくらなんでもやりすぎ。真面目一本やりな映画のつもりで制作したのではないだろうが、これではまるでお笑い映画じゃないのかと思った。物語には毒物の汚染問題もあったりして、この内容ならばもう少し真面目な路線でいいのではないだろうか。
映像はなかなか良かった。砂漠の風景は壮大だったり美しかったりするし、廃棄物処理場のセットは凝っていた。洋楽があったりアフリカ風の曲があったりする音楽も良かった。露出多めのペネロペ・クルスも魅力的だった。
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