灯台守の恋のレビュー・感想・評価
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灯台守の人生の荒波
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ブルターニュ地方の辺境の島を舞台に、ケルト人の子孫たちの保守的な生活と自然の猛威と闘う灯台守の仕事を見せながら、人妻マベとアルジェリア帰りのアントワーヌの恋を描く。二人の間に生まれたカミーユが、父アントワーヌから送られた著書を読むことで物語が追憶される。マベの妹ジャンヌの記憶も重なる。1963年の時代設定はスーパーで分かるが、映像上には表現しきれていない。灯台内の生活空間は興味を持って見ることが出来る。子供に恵まれなかった夫婦の間に割り込んでの不倫もののストーリーは、如何にも二流の小説と云えるが、フランス映画だから許せるギリギリのところの作品。フィリップ・リオレ演出に特筆すべき力量は感じられず。
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