「"UNDERDOCS"」END OF THE CENTURY エンド・オブ・ザ・センチュリー 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"UNDERDOCS"
PUNK好きには絶対的存在で必聴なバンドではあるが、あまりにもPOP過ぎて当時の自分には合わなかった邪道な己れに喝ッ!!
本作を鑑賞し改めて"Ramones"の格好良さがジワジワと、バンド内の関係性が赤裸々に知らない事が多過ぎて興味の持続が果てしなく、挟まれるライブ映像にテンションも最高潮に上がりマクり。
多少なりともSex pistolsやThe Clashに対して嫉妬心もあり、商業ベースに乗っかりたい気持ちからフィル・スペクターを招いたり、ジョーイとジョニーの色恋沙汰から険悪になり、そんな二人が最後までバンドに残る互いの執着心。
破天荒なイメージだったディー・ディーはお茶目で可愛らしい存在、スタイルを貫くジョーイやジョニーに反して徐々に自分流を形成する、さすがにラッパー転身は驚きよりも笑いが!?
ディー・ディーの彼女もキャラが強くて、ナンシー・スパンゲンにも負けていない凄まじさ。
オリジナルメンバーそれぞれが飾らない雰囲気で語る姿に見栄を張る素振りは微塵もなく、だからこそ痛々しく感じてしまう内情があったり、後に入るメンバー達の話も興味深い。
Ramonesの格好良さを再認識させてくれた本作は、音楽ドキュメンタリー映画としても逸品な訳で、鑑賞後はRamones後期の作品も含めて掘り下げていかなければならない気持ちに自分のPUNK魂がメラメラと燃え上がる!!
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