二重誘拐のレビュー・感想・評価
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誘拐サスペンス
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ウィレム・デフォーはかなり気弱な中年男。雇われて誘拐した割には、相手のことを詳細に調べ上げている。その雇った奴とは誰なのか?山小屋にいる主犯のところへ連れていくと、アーノルドは言い、ウェインの手を縛るだけの軟禁状態のまま山道をひたすら歩く。ほとんどが犯人と被害者の会話なのだ。それは人生の勝ち組と負け組の人生論のようなもの。公開時期を考えても、“勝ち組、負け組”という言葉が流行った時期でもあった。
しかし何なんだろう、この映画。ストレートな誘拐サスペンスだと面白くないなぁ~と思いつつ見ていたけど、結局そのまんま。アーノルドは要求した約1千万ドルを手に入れつつも、すぐに捕まった。しかも自首したようなものだった。ウェインも殺しちゃったし、いったい何が言いたい映画なのかさっぱりわからなかった・・・日本語タイトルも悪い。何かあるように推測させるんだもんな。まぁ、その勝ち組と負け組を代表する二人に語らせて、金なんかより愛が大切なんだよ!と言いたいんだろう。
意外な展開といえば、複数犯と思わせておいて結局は単独犯だったことだろうか。それも途中で気付くんだけどね。
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