「2分間の心停止」Re:プレイ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
2分間の心停止
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2002年と2000年を行ったり来たり・・・兄は死んだ、妻アナ(パイパー・ペラーポ)が待っている。そしてクレアって誰なんだ?と物語にぐいぐい引きこまれていく。
兄を殺してしまったのは自分。兄を裏切って婚約者クレア(ポーリー)と不倫中。一体何が真実なのか・・・トラビットを殺してしまったことが現実でないことを知ったとき、パズルが弾け飛んで、アナの言うルールの意味をつかみかける。夢と現実を往復しているのではなく、実際にタイムトラベルして過去をやり直すことが可能となった!
2年前の事故では兄ピーターとサイモンが乗った車がクレアが運転する車と正面衝突。最初はサイモンとクレアが生き残る(クレアは死んでいたのかもしれない・・・)。やり直したときにはサイモンとピーターが生き残り、どうしてもクレアを生き返らせたかったサイモンはもう一度最後のリプレイにチャレンジした。
何度となくやり直しても彼女が死んでしまうという『タイムマシン』のような虚しさを感じた。タイムパラドクスの穴を隠すために最後はアナやトラビットが出てこないところもずるい作りになっている。そして兄を愛していたこと、クレアを奪う意志がないことや、ラストの再会の喜びでそれが伝わってくるのです。終わってみるとホッとして、結局謎解きの要素が意外にも少なかったことに気付いてしまった。
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