レボリューション6のレビュー・感想・評価
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勝ち組と負け組の戦い?
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イギリスやドイツの映画によく見られるスタイリッシュな映像と編集。過去の悪事が露見する恐れと15年の歳月が6人の心の変化を上手く表現している。中には弁護士もいたりと各々成功している彼らにとっては過去の罪が暴かれたのではたまらない。そして、短絡的に警察へと進入して写ったフィルムを奪おうと計画。
舞台は西ベルリン。「資本主義者をつぶせ!」と叫ぶ反体制の若者だったが、単に不満をぶつけるだけのアナーキーな過激派であり、東西ドイツ統一にからむ思想はまったくない。大人になれば保身のために過去を消そうとする者と、常に社会に抵抗する者とが対比される。そして、警察に進入することが不可能だと知ると、爆弾をしかけて証拠を消そうと15年前を思い出して・・・
脚を無くしたホッテの迫真の演技もみものです。「左と右の闘いは終わった。今は勝ち組と頑固な負け組の戦いだ」というシビアのお言葉・・・かと言って、ひ弱な負け組にはなりたくないなぁ・・・
クライム・ムービーではあるが、なぜか清々しい気持ちにさせてくれる青春映画。たまたまではあるけど殺人だけはしない!言葉にはなってないが、ここが救いだな。
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