エルミタージュ幻想のレビュー・感想・評価
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マナーの悪い老人の話
中学生がウィキペディアを見ながら作ったのかと疑いたくなる映画です。
異世界からやってきた芸術にちょっとうるさい老人がエルミタージュの作品を批評、こき下ろす...そんな内容でした。所々女の子となかよくなってみたり、作品に感動して見せたり、見ているこちらが恥ずかしくなります!
エルミタージュで撮影されているので星1.5にしておきましたが、音質も映像も良くはないです。同時期に上映していた「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」の方が全然良かったです。
ヒラヒラと光り物チョーダイ!
最近、演劇づいてしまって『アンだのエリザベスだの』出掛けてはいるものの、大きなキャパの舞台では、折角のドレス姿を間近に観ることも出来ず、欲求不満を埋める為に観に来たのがこの映画。
最初から着飾った女性が二人も出てきて、この先に期待大!だったのですが……
この映画の主役は美術館と案内役の『楳図かずお似のおっちゃん』
(実在したフランス人、外交官キュスティーヌとかいう人らしい)なので全編、ドレスまみれとはいかなかったのが残念でした。
要は、テレビが美術館や歴史的遺産を紹介する時によく使う手法で構成された作品で
(先駆けだったらどうしよう……)
館内のあちこちに役者を配備して『歴史的なエピソード』を含んだ寸劇を散りばめてある
まあ、それも分かる人は分かるんだろうけど……
「どんな映画だったの?」と他人に聞かれて、
「エカテリーナ大帝がお芝居観てたり……」と答えると、
「ああ、あの人はエルミタージュを造った人だからね」と言われ、
「そう言えば皇女アナスタシアも出てきましたよ、なんだかその後の運命を暗示するような台詞もあって……」と続けると、
「あら?アナスタシアはエカテリーナよりももっと後よ!」と言われ、
目を泳がせながら
「た、多分、歴史が進んでるんだと思います!(;゜∀゜)」とうわずって答える。
こんな私なのでスルーしてしまった『歴女くすぐりエピソード』は、まだまだあるんでしょうが……
舞踏会でのティアラや羽飾り、真珠や宝石、揺れるレースとシルク・オーガンジー。
大画面でしっかりと見る事ができて1300円なら、私は満足♪
でも第三者に90分ワンカットとかエルミタージュでの撮影許可とか「凄い映画なんだぞ~!」とか言われたりしたら、ちょっとテンション下がっちまうがな!(。>д<)です。
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