「二重丸に花丸」模倣の人生 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
二重丸に花丸
この頃のアメリカ映画を観ていつも思うのは、この作品は昭和9年に製作されていますが、映像技術が日本映画の昭和30年代に匹敵しています。逆に言えば昭和9年の日本映画は大正時代のチャップリンの初期短編頃の技術水準ですね。
さて、この作品も昭和初期とは思えないストーリー、場面展開、演出全てが大変よくまとまった現代でも充分鑑賞に耐えうる傑作です。
人種差別を主題にした初めての作品ですが、あからさまな表現は避けながら、的確に言うべきことは言う態度の演出に好感が持てます。
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