「予想外に、好みのシーンが多々」完全犯罪クラブ crisさんの映画レビュー(感想・評価)
予想外に、好みのシーンが多々
若ライアンを観るために観た映画。
すごく深く推理するサスペンス!とかではなく、なんかいつの間にか気づけばクライマックスになっていた映画。
なんだけど、私個人として好みの?大好物のシーンが結構あって、趣旨とは反したところでめちゃめちゃ楽しんでしまった。
サスペンスのトリックを推理していく、とかよりも「人物」にフォーカスされていたように思う。だから
「サンドラ・ブロック綺麗だな。確かに色気あるな。」
「ゴズわっかいな〜20歳くらいか?この頃のゴズも魅力的だな〜」
「バディー役のベン・チャップリンもいいね」
とかそんな人物の魅力に惹かれてる間に2時間経ってた。笑
体感的に90分くらいに感じてるけど。
だって、意外とそんなにひとつひとつ深掘りしてない気がするんだよな。
彼ら二人が犯行に至った経緯だったり、
捜査官キャシーの過去も口頭で「こんなことがあった」という回想だったし、意外とどれもドロドロせず、なんとなく「これはこれで」って感じでサラリと決まってく感じ。笑
だから気づけばクライマックス、って感じだったんだと思う。
結構序盤にキャシーが、相方のサムを誘ってそういう関係に早めになるんだけれども、なんかこういう「早めに」そういう関係になるのを見るのもアリだな〜と今回思った。「だんだん絆が深まってそういう関係に、」というよりも逆にドキりとする。普通に働いてる時に。職種も相まって、だろうな〜
捜査官としてシリアスなことしてんのに、フッとエロがちらつく感じが
なんともドキりとしていい。笑
ゴズも良かったね〜。ゴズは今ではアクションとか明るい系の作品やってるけども、若い時は結構「難あり」系の、ちょいダークな一面がある役を結構やってる。そのゴズが、いい味出してるんだよなあ。惹きつけられちゃう。
表情が、いいんだよな。細かい。そして儚い目をする。
どうやったらその目になるの?っていう目。
悟っているような、悲しんでいるような、何を考えているのか読めない目。
それが、彼は若い頃からよくするんだけど、その目に惹かれてしまう。
もう一人の高校生ジャスティン役のマイケル・ピット。
彼も彼で、頭がいいんだけどちょっと神経質暗め、みたいな人物の身のこなし方が上手だった。なんていうのか、こういう人が集中したらこういう姿勢でこういうスピードで歩くよなーみたいな、そういうところ。
彼のお顔立ち的にもちょっとサイコパス感もあって、なんか雰囲気が出てた。
彼ら二人の過去や家族との関係性を深掘りする訳でもなく、
捜査官キャシーのトラウマを深掘りするでもなく、
バディーの恋愛を進めていく訳でもなく、
どーれもほんとに「もっと教えてくれても!」感はあるのだけれども
あんまり深く考えずに、楽しく見れたからいいか、と思ってる。笑
p.s.
キャシーの住んでる船の部屋、落ち着くな〜ってなったし、
キャシーの過ごし方見るの結構好きだった。
帰宅して冷蔵庫、ビール栓開けて飲む。とか
仕事しながら飲み物を横に。とか
ブランケットに包まれて、お菓子食べながらゆっくり映画。とか。
その船にちょいちょい訪ねてくる相棒の男。とか
そういうの全部、なんか良かった。
ライアンとサンドラ・ブロックはこの映画きっかけに付き合うらしいけど
確かにその可能性は感じる。この作品見ててサンドラはなんかすごく大人の魅力があるし、ライアンとのシーンも、ほんとあながちそうなってもおかしくないな、と感じさせる雰囲気があった。
何回か巻き戻したお気に入りシーン
⚫︎サンドラ×ベンのラブシーン
サンドラの体のラインの魅せ方が綺麗。首筋キスの魅せ方綺麗だった。
エロそうな奴のセクシーなシーンはそのまんまだけど、ベンの役は真面目な相方、って感じだったので、余計エロく感じたのだと思う。
ベンの顔も堅物な真面目な顔立ちだし。
⚫︎サンドラ×ベン
サンドラの部屋に謝りに来たベン、ソファーに座った途端サンドラが足を使って誘惑するシーン。
サンドラ「Hi」、からのベンの「Hi」のスピードと顔がめちゃくちゃ面白い。ベンめっちゃ真面目な顔。ちょっと怒ってる感じ。返事のテンポもめちゃ面白かったなあー。笑うシーンじゃないんだけど。笑
⚫︎サンドラ×ライアン
車の外からライアンにキスされそうになるシーン
キスするのか?と思いきや、ふっとかわし、ドアを開ける感じ。
華麗なかわし方で何度か見た。
⚫︎最後のライアンと取っ組み合いののシーン。
キス→からのベローっ!は、一瞬の出来事だけど死ぬ前の欲望全部出し!って感じで見てしまう。笑