「登場人物の異常さに引く」うず潮 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物の異常さに引く
登場人物がどいつもこいつも異常過ぎる。
ヒロインの周りも異常だが、ヒロインも狂ってる。
フィクションの中にもリアリティにこだわる作品が大半なのに
この映画はロマンスドラマなのに、あり得ない程ハチャメチャ
落ち着いて観れるシーンがほとんどない。
ヒロインに逃げられた男が一番異常
ホテル内に押し入ってヒロインに暴行したり、不法侵入、拳銃で脅したりと始まって、カーチェイス、店での乱闘、空港での乱闘、空港滑翔路への侵入、やっといなくなったと思ったら、終盤で出てきて主人公の重傷を負わせた上、家は焼き討ち。
こんな事をしでかしとって、普通の映画なら最後に退治される悪役、なのに おとがめなし、執着していたヒロインともいつの間にか分かれて別の女に乗り換え。
数年後主人公を見かけると 親しそうに話しかけるって、どういう神経してるんだ。
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ヒロインはというと、この憎まれ役(悪役)をいいタメを張って喧嘩する、
他者の迷惑を顧みず、勝手な事ばかり、居座る、盗む、かき乱す。
一番驚くのは、連れ戻されそうになった時に、ボートの底に斧で穴をあけて
沈没させること。 … 怖い。
それにしても当時はこういうのを観て楽しめてたなんて、今とは映画との付き合い方が 違うんだろう。
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またフランスの国民性なのか、平気で客の秘密を売る職業意識の欠片もない
ホテルマンやパイロットなどが描かれていて興味深い。
デジタル・リマスターで観るドヌーヴは本当に美しい
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