「清々しいほどに狂気に満ちて」es エス あくろこさんの映画レビュー(感想・評価)
清々しいほどに狂気に満ちて
実際に禁忌となった監獄実験。
概要を読むだけではイマイチ?で、
ふーんそんなもんなの?
本当に?
危ないもん?
時と場合によるんでないの?
な感じで観ましたが。
人間の理性のタガなんて脆いんだなと、うっすら恐怖を感じるほどに、確実に、性悪説的な部分が露呈し支配していく。
露呈のプロセスが、ゆっくりと、確実に、なのに
時間スパンでみると、たかだか1日単位で劇的に変わる。
そんな精神感覚と時間感覚のギャップがさらにうっすらとした恐怖を掻き立てる。
そんな映画でした。
毎回観るたびに途中同じような所で集中力がなくなるけど、その残念さというか詰めの甘さもひっくるめて、人生の中でかなり上のランクに「居座っている」お気に入り映画です。
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