「ヒュー・ジャックマンをもてあます」ニューヨークの恋人 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒュー・ジャックマンをもてあます
まだ入植が始まって間もないころのニューヨークから、タイムスリップして来た男と恋愛関係になる女性のドラマ。
浮世離れをした貴族の男ははまり役だと思いますが、それでドラマが面白くなるかと言えば話は別。
もっと笑いのほうにシフトして、たとえリアリティーが薄れたとしても、映画の中ということで許される演出に務めてほしいところだったが、所作や言葉遣いにいたるまで、紳士のたしなみを実践するヒュー・ジャックマンは、現代の男が忘れてしまった騎士道精神のようなものを発揮して、メグ・ライアンはいちいちそれにハートを打ち抜かれるという、ありそうもないドタバタは見ていてじれったい。
そもそも、ヒュー・ジャックマンで笑ったことがない。今回はミスキャストじゃないかな。と思った次第です。
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