「ヒュージャックマンさんの名演」ニューヨークの恋人 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒュージャックマンさんの名演
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19世紀から現代にタイムスリップした英国貴族とNYのバリバリのキャリアウーマンのラブロマンス。
ストーリーはベタだが見せ場は時代や文化の違いに翻弄される主人公ヒュー・ジャックマンの反応ぶりでしょう。ユーモラスだし、優雅な立ち居振る舞いと教養溢れる言動は現代の女性をも魅了する、おまけに白馬でひったくり犯を追い詰める活劇まで添えているから主人公の描き方としても文句なし。
一方、お相手の方はガサツで仕事第一の男勝りだから、ラブロマンスと言っても不釣り合いさが引かかってしっくりきませんでした。コメディアンヌとしてのメグライアンさんは素敵ではありますがヒュージャックマンのお相手ならもう少し魅力的に描くなり、心温まるエピソードが欲しかった。もっとも結末は運命として決まっていたようなので現代女性に寄せて観客の共感を得ようとしたのかも知れませんね。
同様に時間の裂け目を見つけたと言う男も薀蓄を語ってはいますが科学者には見えない俗人なのでいまいち嘘っぽさが否めない。脇のキャラ設定とキャスティングがちと好みではありませんでしたがヒュージャックマンさんの名演で愉しめました。
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