マルティナは海のレビュー・感想・評価
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【”君の乳房は海のようだ、と文学教師は美しい女と愛を交わしながら言った。”今作は、地中海の港町のカフェで働いていた美しき女性のエロティックジェットコースター恋愛人生を描いた物語である。】
■地中海の小さな港町。カフェで働くマルティナ(レオノール・ワトリング)と、町に赴任し)てきた文学教師・ウリセス(ジョルディ・モリャ)は激しい恋に落ち、結婚。
幸せな日々を過ごすふたりだったが、ウリセスはある日突然海での事故でマルティナの前から姿を消し、死んだと思われていた。
数年後、以前から彼女に言い寄っていた裕福な土建業者のアルベルトと再婚したマルティナの元に1本の電話が入る。
◆感想
・マルティナと、文学教師・ウリセスが彼女が働く、カフェで出会い、あっと言う間に恋愛関係になり、アッという間に結婚し、あっと言う間に妊娠、出産。
物凄くシンプルだが、二人の絆の強さは伝わるよね。
・で、ある日ウリセスは船で海に出て、帰らぬ人に。
ー で、マルティナは以前から言い寄っていたアルベルトと結婚し、豪奢な生活を送るが、そこに、死んだ筈のウリセスから電話が入り、アルベルトのビルの一室に匿い、愛を交わす日々・・。ウーム・・。-
<アルベルトにウリセスとの浮気がバレ、マルティナはアルベルトとの安寧な生活を捨て、ヨットでウリセスと新たな生活を送るため、新天地に向かうが運命は過酷で・・。
今作は、一人の地中海の港町のカフェで働いていた美しき女性のエロティックジェットコースター恋愛物語である。
幻想的とも言える幾つかのシーンや、マルティナとウリセスが愛を交わすシーンは美しい作品である。>
素直に生きたら…
題名に惹かれて観てみた。
最初から、なぜか「これヤバイ」という気持ちにさせられて、ドキドキしっぱなしで最後までいってしまった。
マルティナの心のうごきが自然で、とても理解できるから。
最後の「死にたくない〜」という叫び、そして、海に浮かぶ意識のない彼の体と少しでも呼吸が楽な沈みつつあるヨットとどっちを取ったらいいの?と、最期の瞬間でも悩むところまで、とてもリアルで、ヤバイ。
素直に生きたら人生ってこんなものかしら。それすると人間関係や社会的立場にムリが生じてくる。したいのなら結末は覚悟しておけ、ってことだけど、ここではついマルティナの気持ちに沿ってしまう。
情熱的
ビガス・ルナ監督は、情熱的というか男女のこってりとした「熱」を描くのが上手いですね。激情型というのでしょうか。
日本人には、ちょっと濃すぎる感じでしたが、たまにはこんな作品もいいかもしれません。実は、ちょっと羨ましいかな?
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