「【”愛しているなら探して、と彼女は言った。”退廃的な上海・蘇州河沿いに生きる人達を独特の雰囲気が横溢するトーンで描いた瞬間の美が鮮烈なる作品。】」ふたりの人魚 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”愛しているなら探して、と彼女は言った。”退廃的な上海・蘇州河沿いに生きる人達を独特の雰囲気が横溢するトーンで描いた瞬間の美が鮮烈なる作品。】
■上海でビデオの出張撮影を請け負う男は、ナイトクラブで人魚を演じるメイメイ(ジョウ・シュン)と付き合い始める。
 運び屋のマーダーは少女ムーダン(ジョウ・シュン:二役)と恋人同士となるも、彼女は蘇州河に飛び込んで姿を消してしまう。
 やがて刑務所から出所したマーダーはメイメイと出会い、彼女がムーダンだと男に言い張続ける。
◆感想
・退廃的な雰囲気が横溢しながらも、ナイトクラブで人魚を演じる金髪のメイメイを演じるジョウ・シュンのインパクトが強烈である。
・彼女は少女ムーダンも演じるが、別人の様にも見えるのである。
・マーダーはムーダンを失ってから、町を彷徨い、男に付き纏い、ムーダンを探す姿。
<そして、マーダーが漸く町はずれの商店でズブロッカを買った時に、出会ったムーダン。その後、二人は蘇州河で水死体となって発見されるのである。
 今作は、退廃的な上海・蘇州河沿いに生きる人達を独特の雰囲気が横溢するトーンで描いた作品である。>
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