「ぶんぶんぶん」時の支配者 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
ぶんぶんぶん
大昔にローラン・トポールがらみで「ファンタスティック・プラネット」は見ているし、本作も見たようなのだが、ほとんど覚えていなかった。と言うか、この監督は生涯に長編アニメは3本しか撮っていないとのこと。
とある紹介文ではタイム・パラドックスSFとしてあったので、時間SF好きとしてはどれどれと再見してみることにしたのだが、それらしき部分はラスト近くにちらと出てくるだけで、おおむね宇宙SFだ。「スター・ウォーズ」より後年の制作なので、宇宙船のデザインなどに影響を受けているように思う。
凶悪なスズメバチよりも、全体主義の惑星の方がよっぽど怖かった。
1982年制作のアニメということで、今となってはピクサーなどを見慣れた眼からすると、作画はいかにもチープだし、動きもぎくしゃくしている。さらに遡ること20年前の「わんぱく王子の大蛇退治」の方が上出来だ。
p.s.バンド・デシネを映画化するなら、是非「ブラックサッド」を。
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