「【エドワート・ノートンが、”脚本は好きではないがロバート・デ・ニーロとマーロン・ブランドと共演出来るから出演した”と言ったという作品。成程ね。】」スコア(2001) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【エドワート・ノートンが、”脚本は好きではないがロバート・デ・ニーロとマーロン・ブランドと共演出来るから出演した”と言ったという作品。成程ね。】
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■冷静に確実に一人で仕事をこなすのがルールの金庫破りベテランのニック(ロバート・デ・ニーロ)。
恋人ダイアン(アンジェラ・バセット)とジャズ・クラブの経営をしようとして足を洗おうとしていた彼の元に、長年の友人である盗品ブローカーのマックス(マーロン・ブランド)から報酬400万ドルで、秘宝の笏がはいっている金庫破りの大仕事が舞い込む。
マックスはその金庫があるビルで勤める精薄ブライアンを装うジャック(エドワード・ノートン)を仲間に引き入れ、ニックと仕事をさせようとするが、断られる。
だが、マックスに”笏は3000万ドル”と言われ、且つ請われて、渋々ニックはジャックと”仕事”をする事になる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作を観ていてまず思ったのは、マーロン・ブランドに且つての物凄いオーラがない事である。
これは仕方がない事で、俳優としての頂点を極めた彼は、俳優業に最早興味を失くしていたのではないかな、と思ってしまった程である。事実、残念だが、今作が遺作となってしまっている。
・という訳で、物語はロバート・デ・ニーロと頭角を現していたエドワード・ノートンが主で物語は進むのだが、矢張りロバート・デ・ニーロが主導権を取っているのである。
今作では最後まで、エドワード・ノートン演じるジャックがイニシアチブを取っているように描かれるのであるが・・。
<ラスト、してやったりという顔で”馬鹿にすんなよ!”とロバート・デ・ニーロ演じるニックに告げたエドワード・ノートン演じるジャックであったが、最後に笑ったのはだーれだ!という映画なのである。格の違いだね!!>
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