劇場公開日 2001年3月23日

「映画としてはおもしろいとは思わないが」イディオッツ maduさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画としてはおもしろいとは思わないが

2023年11月10日
iPhoneアプリから投稿

知的障害者のフリをするコミュニティの中に集まる人達は現状の家族や職場を逃れたくて、現実逃避している人達ばかりで、そんな彼らが人の偽善をあばくとか言って知的障害者のマネをしているのだから、ものすごく不快だし、観るのがしんどい映画なのだが
多分主題は主人公のカレンが何故このコミューンに惹かれて彼女がコミューンの他の人間と何が違うのかとゆうことだと思う。

奇跡の海、ダンサー・イン・ザ ・ダークの2作は
軽度の知的障害や発達障害を持ったような女性に苦難を与え、そこに神聖さを見出している映画だと思うが
イディオッツは障害や女性の神聖視することやそこに無垢さを見いだすことを突き詰めていった総括の様な作品になっているのかなと。(公開日はダンサー…の方が後だけど制作はイディオッツの前なので)
映画としては面白くはないけど
前2作に対する、フォントリアー自らの問い詰めとゆうか批評みたいな目線があると思うと興味深い作品になっている気がする。

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madu