「ウィーン」忘れじの面影(1948) jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィーン
ウィーンを舞台にした「恋ひとすじに」を観たら フランス映画みたいだったので、ウィーン情緒を感じさせるという オフュルス監督のを見てみました
昔は古風… と思っていた… が、今回、かえってその評価の高さが しみじみ感じられました
リザの少女から女性への成長も 不自然ではないし、その化粧気のなさ、可憐さがフォンテーンがアメリカ女優であることを 忘れるほどでした
少女がピアニストの才能に惹かれ、彼自身にも一目惚れしてしまう様子も愛らしかった
(ルイ・ジュールダンの どアップも素敵です)
芸術家は自己チューなことが多く 悲劇ですが トキメキも伝わってきました
街の音楽隊、カフェ、レストラン、馬車、花屋、公園、舞踏場、恋に寛容な人々…
真面目な彼女でも ウィーン > リンツ なのが よくわかります
これ無しでも生きてゆけないのかも
コメントする