劇場公開日 1954年7月3日

忘れじの面影(1948)のレビュー・感想・評価

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3.5せつないけど純粋な恋心

2024年1月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

音楽家に恋した少女の一途な思いには
同情するが、2週間の間に何かあった
のかと思いきや、

ただのチャラ男ということにがっかり。
最後は思い出して決闘に行くんだね。

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ほんのり

4.0【”見知らぬ女からの手紙。そして女が且つて恋した音楽家がある貴族から決闘を申し込まれた訳。”今作は、一人の女性が恋したやや軽佻浮薄なる音楽家に翻弄された哀しき流転の人生を描いた作品である。】

2024年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

難しい

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NOBU

3.0我が青春時代のスクリーンの恋人の映画

2020年12月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

我が青春時代のスクリーンの恋人の一人、
ジョーン・フォンティーン主演映画として
鑑賞。

「レベッカ」や「断崖」等での、
右唇を引き上げたような微笑や怯え顔
がなんとも魅力的な女優だった。

さて、この映画、難しい恋愛感情を描く。
相手を一生忘れじとする側と、
たくさんの異性関係の中で、一夜のことだけ
と相手のことを全く思い出すことも出来ない
側が接点を持った悲劇と言えなくも無い。

後年は豊かな生活を送るヒロインが、
相手の想いが、自分を思い出すことも無い
たった一晩のことだけだったのだと
一度は理解しながらも、
諦めきれずの行為が悲劇をもたらす。

理性では理解しても、感情は別物
となってしまう恋愛の難しさだ。

原作では芸術家は最後まで彼女のことを
思い出さないとあり、最後の手紙で
彼女のことを思い出す映画のラストよりも、
原作の方がリアリティはあるのだろう。

しかし、この映画では何故か思い出し、
彼女の想いを知ったがために、
決闘から逃げる心づもりから一転、
罪滅ぼしからか、彼女の夫から撃たれる覚悟
の決闘に臨むような、センチメンタリズム
満々のシーンで終わらせた。

最後まで思い出さない原作はどのような結末
なのか、少なくとも決闘シーンは無い
のだろう等、興味津々だが、
この原作本に出会うことは
難しいのかもしれない。

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KENZO一級建築士事務所

4.0ウィーン

2020年11月15日
Androidアプリから投稿

ウィーンを舞台にした「恋ひとすじに」を観たら フランス映画みたいだったので、ウィーン情緒を感じさせるという オフュルス監督のを見てみました

昔は古風… と思っていた… が、今回、かえってその評価の高さが しみじみ感じられました

リザの少女から女性への成長も 不自然ではないし、その化粧気のなさ、可憐さがフォンテーンがアメリカ女優であることを 忘れるほどでした

少女がピアニストの才能に惹かれ、彼自身にも一目惚れしてしまう様子も愛らしかった
(ルイ・ジュールダンの どアップも素敵です)

芸術家は自己チューなことが多く 悲劇ですが トキメキも伝わってきました

街の音楽隊、カフェ、レストラン、馬車、花屋、公園、舞踏場、恋に寛容な人々…

真面目な彼女でも ウィーン > リンツ なのが よくわかります
これ無しでも生きてゆけないのかも

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jarinkochie

5.0名作です、切なく心が痛いです

2018年9月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

あなたは昔の彼、彼女の面影をどれだけ覚えいるでしょうか?
何年も、何十年も時が過ぎ去り容貌も体型も変わってしまっても、街で見かけてそれと直ぐに気がつけるでしょうか?
青春の熱い思い出はいつまでも鮮明に思い出せても、相手の顔をそれだけ心に刻み付けているのでしょうか?

そんな事をしみじみと感慨にふける深い余韻の残る映画でした
1900年頃のウィーンとリンツの街並みが生き生きと再現されたセットや衣装も見事
たった2週間と手を振って別れた駅のシーンが10年後に繰り返されるシーン
同じ言葉、同じ駅、同じプラットホーム、同じ柵
それに気付いて表情が変わっていくシーンが特に心に残る名シーンです
そして、結局顔を思い出してくれなかった絶望に打ちのめされたシーンは心が震えました

手紙を読み終えた男の心の痛さは、きっと本作を観るあなたにも自分の心の痛みとして感じられる事でしょう

駅の別れの繰り返しは同年1月公開のアンナカレリナと良く似ています
本作は同年4月公開ですが、そこからインスパイアされたのでしょうか?
駅の柵のセットまで似ています

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あき240