「川を挟んで対峙」鷲と鷹(1970) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
川を挟んで対峙
総合65点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
集落を襲って騎兵も村民も皆殺しにするという凶悪な盗賊団が、主人公側と川を挟んで対峙するという単純な構造である。だがそれぞれの内部でも利害関係と派閥があるし、川を渡りたい・渡らせないで思惑と作戦と交渉があって楽しめた。主人公と村人、盗賊団の首領とその参謀と部下たちといった人間関係の描き方もいい。主人公の友人役のフィルがいい味をだしていた。
しかし西部劇ではよくあるが、銃弾の飛び交う戦いが一方的になりがちな演出は古くてそれほどでもない。船同士がほぼ隣り合って撃ち合っているのに、敵だけが倒れるのはやはり良くない。川を挟んでの狙撃が必要なときだけ命中するのもどうかと思う。
コメントする