「オッタヴィア・ピッコロ」わが青春のフロレンス jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
オッタヴィア・ピッコロ
20世紀初頭のフロレンス(フィレンツェ)
労働者階級の人々の日常と感情を アナーキストの息子である少年の成長を軸に描く
妖艶な未亡人ヴィオラ(ボゼー)の誘惑
徴兵から戻ると彼女は結婚していて 思わず捨て台詞を吐く、彼の若さ
死亡した同僚の娘エルシリア(ピッコロ)との恋と結婚
隣家のあぶない美女(オーモン)との不適切な関係
(労働運動の主軸になっていくことからの現実逃避もあるだろうか)
この主人公メテロを演じるラニエリが好演
更に素晴らしいのが揺れ動くメテロに対し
首尾一貫する妻を演じる オッタヴィア・ピッコロで、美しく清々しい
ボゼー、ピッコロ、オーモンと美女ばかり
レンガ職人達もイケメンが多く ある意味 不自然なのだが、画面全体の落ち着いたトーンに吸収されたかのように自然に感じられる
(撮影 エンニオ・グァルニエリ)
ヴィオラ いい女でした
演じたルチア・ボゼーは今年3月コロナによる肺炎で死去されました…残念です
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