劇場公開日 1975年10月25日

「真面目過ぎた」レニー・ブルース 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5真面目過ぎた

2023年7月14日
PCから投稿

ホフマン選手の演技は神がかりですが、大体この人はいつも神がかりです。
演出も的確でインタビューと回想と現実のバランスも絶妙、モノクロを効果的に利用しています。
テーマも明解で、何を訴えたいのかもよくわかります。

しかし、脚本はドラマチックでサスペンスフルなのに、演出が真面目過ぎて、実に面白くない。もう少し丁寧に言えばワクワクしない。2時間弱を何度中断したことか。

コメディアンの話ですが、テーマが重いので全体に暗くて陰鬱な空気で終始します。

越後屋