「バイオリンの虜」レッド・バイオリン かゆ鏡さんの映画レビュー(感想・評価)
バイオリンの虜
単純に、楽しめました。
ひとつの楽器にこれほどの歴史がつまっていると思うとロマンを感じます。自分自身、音楽を奏でる側に少しでもいたことがあったので、とても感動しました。タロットカードをモチーフに4つの時代を行き来する構成も物語の壮大さを感じられて面白い。
でもなんといっても素晴らしいのは劇中の音楽です。もっと演奏して!と思ったのはこの映画が初めて。恥ずかしながらジョシュアベルの名は知りませんでしたが、バイオリンを主人公にするに値する素晴らしい演奏です。
妖しさをちらつかせたり、演奏者を食うような音で鳴いたり。バイオリンという楽器は間違いなく女を象った物なのだと、確信できる映画でした。
追記:2014年11月現在、DVD版が発売しているようです。レンタルで見れますよ!正直なぜ今までVHSしかなかったのか不思議。ぜひ一見あれ。
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