レス・ザン・ゼロのレビュー・感想・評価
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ゼロ未満
タイトルとパッケージデザインのカッコ良さに惹かれて90年代にレンタルVHSで観たが、全く面白くなくて、なんだこりゃだった。
その後に原作小説を読んだらそっちはすごく面白かった。映画は原作とかなり違うんで脚色に失敗したんだろう。原作はブレット・イーストン・エリスのベニントン大学在学中のデビュー作で、全米でベストセラーになった一時代を画した作品である。当時エリスはジェイ・マキナニーと並んで「ニュー・ロスト・ジェネレーション」(あらかじめ失われた世代)と呼ばれた。
映画は原作では死んでいないある人物が死んでしまう。エリスは25年後の続編的小説『帝国のベッドルーム』の中で『レス・ザン・ゼロ』の登場人物たちをある小説家が小説化し、さらにその映画化作品の試写会に登場人物たちが招待されるというメタフィクション的な展開が描かれている。その中でそのある人物が、「おい、俺死んじゃったぞ!?」というシーンがあったりする。
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旧ドリカム状態!?
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