劇場公開日 1954年10月26日

掠奪された七人の花嫁のレビュー・感想・評価

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4.0MGM黄金期のひとつ

2025年5月11日
PCから投稿

”所属スターは星の数ほどいる”
そこまで言い切った時代の
MGM映画会社の作品のひとつ

物語は山奥に住む七人兄弟
長兄が結婚したのを羨む弟達
自分達もと、町に住む娘をさらう
とんでもない話だが、恋に発展させる。

ほとんどがスタジオ撮影
力の入れ方は魅力的な歌曲
バレエの要素を入れた舞踊
歴史に残る映画のひとつ。

ジェーン・パウエルの歌
全体的にダンスもいい。
監督はスタンリー・ドーネン
楽しい作りは外さないひとり

ミュージカル史の中でも
印象的な映画だと思う。

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星組

4.0一応ミュージカル

2021年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 いきなり嫁さんを見つけたんかい!聖書になぞらえてABC順に付けられた兄弟の名前など、かなり笑える内容のミュージカルだ。女を見たことも無いという弟たち。ミリーは髭を剃ったら意外とハンサムだった彼ら弟たちを紳士になるよう教育し始めるのだが、野生児に教えるようなものだった(笑)。音楽・踊りも楽しいし、ケンカをしないと約束させられた兄弟たちが憎めない存在だ(結局ケンカするけど)。アダム(キール)だけが異様に長身であり、ダンス向きではないのでしょうか。

 雪崩を起こしたり,突然春が来たり、やはりコミカルなファンタジーなんでしょう。町の男たちも冬の間は指を咥えて待ってただけのようだし・・・

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kossy

5.0バーンダンス (納屋の踊り)

2020年4月24日
Androidアプリから投稿

振付師マイケル・トッドの野心作で
見処は ポンティピー弟6+娘6+町独身男6(+兄嫁)の
恋のさやあても表現した群舞、男達のボードの上の競争、そして乱闘へと続く流れ

集団の迫力と男性ダンサーの身体能力を見せつけるアクロバティックなダンス

歌は正統派のキールとパウエルが美声を披露するが
弟達の歌う〈寂しいスカンク〉も切なく可笑しい
意外と可愛らしい弟達
彼等を長い間面倒見てきて 合理的人間になりすぎた兄は嫁を悲しませる

群舞と男性ダンサーの魅力を知らしめた振付師の仕事に理解を示したドーネン監督もブロードウェイのコーラスから振付師、監督へと進んだ

1998年のアカデミー名誉賞受賞時には 歌とタップダンスを披露してくれている
(チャーミング!)
この作品には不満もあったらしい
プロの目は厳しい

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jarinkochie

4.5ミュージカルの名作

2018年9月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウェストサイド物語が突然出て来たのではなく、本作があったからこそというのが一目でわかる
素晴らしい楽曲、それ以上に素晴らしいのがダンス
ウェストサイド物語を予感させる踊りがみれる

有名な納屋作りのシーンの歌とダンスは特に見応えがある、とんでもない技と芸の域だ

ミリーが兄弟の家に着いて、あまりの汚れぶりに呆れて奮闘するシーンは、ジブリアニメの天空の城ラピュタでオマージュされている
アニメにでてくる兄弟は本作にビジュアルまで似せている

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あき240