「犯人役は異常で良かった」乱気流 タービュランス Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人役は異常で良かった
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総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
展開と演出にそれなりに迫力はあった。犯人役のライアンを演じたレイ・リオッタは、性格の二重性と異常性があってそれなりに面白い存在だった。
しかしどうも物語に変なところがいくつかあるのが気になって納得出来なかった。主人公の客室乗務員の女性は、なんでわざわざ凶悪犯のいると思われる操縦席の外へ不用意にわざわざ自ら出て行くのだろうか。その後も何か犯人対策の準備をするわけでもなく一般座席にただ座っているのも意味不明。主役をはるにはちょっと魅力不足か。
それからこんな緊急事態ならば、管制室もまず飛行機が現在飛んでいる近隣の飛行場に降ろそうとするのが常識で、わざわざ嵐を潜り抜けて大事故になって一般市民を巻き込むかもしれない遠いL.A.空港に飛行機を誘導したりしない。恐らくどこかの砂漠の飛行場に飛ぶように指示するはず。市街地に落ちるかどうかで映画が盛り上がるからL.A.まで飛ばしただけ。他にも色々つっこみどころがあり、脚本の出来が良くない。
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