ラビリンス 魔王の迷宮のレビュー・感想・評価
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すっとぼけた老人たちに我慢する映画!!
迷宮と言っても屋外の岩場なので、薄暗いダンジョンや宮殿を期待すると違いました。ゴブリンたちの造形は良くできていますが、すっとぼけて騒がしいお爺ちゃんたちの対応を延々と続けるような映画で、現代日本みたいでしんどいです。楽しいとかワクワクするとかはありませんが、魔王からすると美少女が自ら飛び込んできてくれてラッキーなので、何とか嫁にしたいというエロスな妄想が膨らみました。
主人公、魔王以外がマペットっていう人形なのが面白い。 今のCG文化...
主人公、魔王以外がマペットっていう人形なのが面白い。
今のCG文化の作品と比べると描写に時代の流れを感じるが、城の城下町?っぽいところや迷宮全体など、ナログ全開の手作り感がなかなかどうして良い味を出している。
迷宮の仕掛けや落ちていくときの手だけで顔を表現、キャラクター設定の各シーンのアイデアも面白い。
城門を潜り抜けた後のドタバタ劇はどこかで見たことあるような展開ネタばかりで笑ってしまう。
最後のランスロットをトビーに抱かせた後、電気を消すカットで一回止まった(止まってる?)ような演出があって、そこからのエピローグ的な展開が好き。
少女の成長をとおして友情や葛藤するときの感情なんかをうまく表現できていると思った。
こういう映画を今の技術でリメイクしてほしいな。
まああれだジェニファーコネリーがただひたすら可愛いってことです!
桃を食べた後の舞踏会シーンのジェニファーの美しさは必見です!!
Dance magic dance! デヴィッド・ボウイ出演のやさしいファンタジー
デヴィッド・ボウイが稀代のミュージシャンである事は言うまでもありません。この映画が作られた頃はいわゆるロックンローラーな時期も通り越して「レッツ・ダンス」で再び人気を博していた頃でしょうか。当時のデヴィッド・ボウイがゴブリンの魔王役を楽しそうに演じています。
というか、この映画作った人はとても楽しかっただろうなっと思える作品への愛に溢れています。プロットは「オズの魔法使い」をそのまんまなぞりつつ、80年代ならではのパペットを使った演出になんとも言えない暖かみを感じます。いいなぁ、こういう映画って。
当時14才だったジェニファー・コネリーの演じるサラが、ゴブリンのホグル、臆病な怪物ルード、子犬に乗ったキツネ?の騎士ディデュモスと仲間を集め、拐われた弟がいる魔王の城を目指すという王道なファンタジー。
確かに子供向けなのですが、話もテンポ良く進み、喋る毛虫や岩がいたり、扉に道を教えてもらったり、頭がとれるファイヤーギャングや爆弾の球にゴブリンが入っていたりと色んなアイデアで観る人を楽しませてくれます。
近年のCGを使ったリアル系ファンタジーも大好きなのですが、たまにはこういうなごみ系ファンタジーも良い物だなと思いました。日々の生活に疲れている時に童心に戻れる作品。小さいお子さんと観るには特にお勧めです。
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