続 夜の大捜査線のレビュー・感想・評価
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69年後半のサンフランシスコでの、辻説法、多民族教会、条例、SFPD,高級地域の少数民族の存在、
シドニー・ポワチエが他界した。彼の作品の中で全然見たことがないのを探したら、この映画が無料であった。それで、見たんだけど、まず、サンフランシスコが舞台なので、1960年の後半のサンフランシスコが見られて興奮した。現実にチャイナタウン、マリーン郡、金門橋、市の様子が手に取るようにわかる。
バージル警部:
フレディ(NAMAE GA MITUKARANAI)という18歳以下のピアノを弾いていた黒人の少年が『バン・クライバン(米国人で有名なピアニスト)がピアノを弾いていたら席を外せと言わないだろう』とバージル警部(シドニー・ポワチエ)に言う。警部に口答えとも取れるが、かっこいい言い分。『席をはずせ』という、この威圧的な態度が、ここでだけでなく、職場でも家庭でも息子アンディ(ジョージ・スペル)に対しても同じなんだよね。全部じゃないけどね、軍隊、警察は権力を行使する職業病的な癖が家庭でも伴侶や子供に出てしまう時があるんだよね(DV)。息子アンディは父親の一方的で威圧的な態度に自分を認めていないと思い反抗しているんだよね。特に、父親、バージルが白人の友達と一緒にタバコを吸っている時、来て、アンディの友達を歓迎しないことをいう。なぜ、あんな友達と遊んでいるとか言って、息子の友達を否定する。いくらリベラルなサンフランシスコだとはいえ大勢の白人の子供の中での人間関係は?バージルの住まいはサンフランシスコが見渡せるような閑静なところにあって、息子の学校は多分白人のバージルのような所得がある親を持つ子供ばかりさ。友達作りだって、当時は大変だったと思うよ。父ちゃんのバージルは手腕のある刑事だけど、自分の家では息子に『なぜ』の質問もさせない押し付け、(押さえつけの方がいい)父ちゃんさ。
『本を読め』だなんてまるで権力を行使するようなんだからね!父ちゃんは読んでいるのを見たことないよね。警部としての実力があるから、部下を顎で使っているよね。部下だから黙って言うことを聞くけどね。バージルは息子にチャーチル・シガーをふかせ、スコッチも飲ませてみる。一人前の大人ヅラして親のいうことを聞かないから、懲らしめるための説教を実力行使でする。スコッチがいかに不味いものかを荒療治させてるんだよね。このシーンは好きだったけど、最近、PCで、こういうシーンは見かけなくなったね。
ローガン:
多民族(リベラルな)の教会で、ローガン(マーティン・ランドー)、辻説法師(firebrand street preacher)でアクティビストの説教で気づいたけど、これは条例4というサンフランシスコの住民投票で『はい』の票が集まることで、『コミュニティー・コントロール』という条例を通すことができると言うことだと思う。その条例の内容は、説教から想像すると、より良い学校のコミュニティーに作ることらしい?。そして、『はい』と『いいえ』が政治的見解でも関心を集め、それに、僅差らしくローガンの頭は無気力・無関心な人々をどうすれば「はい』に投票させることができるかと頭はいっぱい。これのみ。サンフランシスコの公共放送『kqed」も毎回この教会の前で現場撮影しているね。
パズル:
サンフランシスコ警察(SFPD)の刑事、バージルが担当する殺人事件はパズルを組み立てるように少しづつ進展して行って解決する。バージルは探偵っぽく、いつも頭の中は解決法、そして、そのヒントを思いついた時は、まるで、コロンボ刑事のようだ。しかし、ローガンが バージルの友だということが、パズルの正確な位置に迷い、逮捕が遅れたと思う。だから、次に確信があったときは一刻も猶予をあげなかった。友達のよしみは通用しなかった。
でも、最後のシーンで、ローガンを信じきっていたから残念な結末になった。
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