汚れた顔の天使のレビュー・感想・評価
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ギャング映画の歴史に残る傑作だ。
2人のアイルランド系の少年が強盗を犯す。捕まったロッキー(ジェームズ・キャグニー)は、少年院を経てギャングとなり、逃げ切ったジェリー(パット・オブライエン)は、カトリックの司祭となる。
ジェームズ・キャグニーが、不良少年たちの憧れとなるが、人生を生き急いだロッキーを好演している。ハンフリー・ボガートが、悪徳弁護士フレイザー役で出ている。
早い展開で、実に骨太なドラマだ。ギャングの生き様を、虚しくも感動的に描いている。同じ生い立ちから全く異なる運命を歩んだ2人の男というプロットも、後世の作品に多大な影響を与えている。
ギャングという生き方しか出来なかった男の、心を引き裂かれるような、やり切れない人生を描く。非常に忘れがたい余韻を残す、ギャング映画の歴史に残る傑作だ。
汚れた顔の天使じゃなくて
キャグニー&ボギー‼️
男の友情と、それを引き裂く非情な暗黒街の掟‼️「カサブランカ」のマイケル・カーティス監督の引き締まった演出‼️歯切れの良いキャグニーの滑舌‼️パット・オブライエンの牧師との友情‼️極悪弁護士ボギーことハンフリー・ボガートの悪の魅力‼️カッコいい‼️しかし、我らのキャグニーは、ボス達の策略を逆手にとって、まんまと10万ドルを手に入れる事に成功‼️その痛快さ‼️不良少年たちにワルのイロハを、身をもって教えるキャグニーは、理屈抜きに男の色気に満ちてますね‼️しかしギャングの手本といっても、犯罪者を美化してはならずと、死刑台に立つ主人公が最後に少年たちへ向けたメッセージとは⁉️ホントに素晴らしいメッセージ‼️ギャング映画の成熟と、キャグニー&ボギーという俳優たちの素晴らしすぎるコラボが楽しめる、ギャング映画のマスターピース‼️
ヒューマンギャング映画
なぜ、ギャング映画に分類されているのかがわからない。
ヒューマンドラマですよ、これは。
仲良しの稚馴染みの光と影、かたや神聖な牧師に、かたやセコい悪党に。
しかしその友情は固く結ばれ、ラストはかなり良い。
起承転結がはっきりした映画の基本形みたいな作品。
主演の二人もすばらしかった。
名作ですね。
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