劇場公開日 1953年12月

「【”夢か幻か現実か・・。”今作は貧しきピアノ教師が夜ごと夢みる美女たちとの出会いと、キビシイ現実とをシュールなタッチで描いたドリーミングミュージカルハッピイコメディである。】」夜ごとの美女 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”夢か幻か現実か・・。”今作は貧しきピアノ教師が夜ごと夢みる美女たちとの出会いと、キビシイ現実とをシュールなタッチで描いたドリーミングミュージカルハッピイコメディである。】

2025年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

■ピアノ教師・クロード(ジェラール・フィリップ)は教え子の生徒達には軽んじられ、目の前の修理屋の親父にもにばかにされている。
 が、彼は夜な夜な夢の中で、アラビアン美女レイラ(ジーナ・ロロブリジーダ)や、王の娘(マルティーヌ・キャロル)と逢瀬を重ねていた。だが、肝心なところに来ると邪魔が入り目覚めると、彼の悪友たちが心配して傍にいるのであった。

◆感想

・面白い作りの作品である。ジェラール・フィリップ演じるクロードは現実では貧しきピアノ教師だが、眠ると二人の美女と逢瀬を重ねる男になるのである。

・クロードの悪友、修理屋の見習いロジェや警官レオンも、何だかんだ言いながら彼を心配しているのである。

・修理屋の娘、シュザンヌが実は彼の事を好いて居たり、”眼の前にあった幸せ”半年前に応募していた作曲コンクールに応募した作品が、オペラ座上映が決まったり、楽しい作品である。

・クロードが悪友たちと車で原始時代から20世紀に駆け抜けるシーンも、シュールで可笑しいのだな。

<今作は貧しきピアノ教師が夜ごと夢みる美女たちとの出会いと現実とを描いたドリーミングミュージカルコメディである。>

NOBU
PR U-NEXTで本編を観る